


|

義歯のお話 |
夏の間素麺ばかり食べていて入れ歯を外していたら、入れ歯がなくても食べられるし面倒で最近は入れ歯をいれなくなっちゃったというお話を耳にしました
今回はそんなかわいそうな入れ歯ちゃんについてお話ししたいと思います
入れ歯は失ってしまった歯を補う「取り外しができる歯」を指し、正式には「義歯」といいます
義歯を入れると話しにくい、ご飯が食べにくいといったマイナスイメージが強い方が多いですが
実はとても大切な役割を果たします
1本、2本程度なら歯を失っても食べたり話したりするのに正直なところそんなに支障はでない
こともあります
そのため義歯を作らないまま、入れないまま過ごされる方が時々いらっしゃいます
ただ、義歯を入れないままでいると他の歯に負担がかかりやすく、結果的に他の歯を失ってしまう原因にもなり得ます
また歯がない部分は歯を支える必要がないので歯ぐきが痩せて土手の部分がなくなってしまいがちです
義歯は一般的に歯の土手に乗せて吸着させて使います
歯の土手がなくなってしまうと義歯が安定せずどんなに良い義歯を入れてもカパカパと動いてしまいます
義歯安定剤を使う方法もありますが、やはり歯の土手が痩せないようにするための根本的な解決方法は、義歯をいれてしっかり咬み歯の土手の部分もしっかり使ってあげることです
また義歯を入れないまま過ごしていると隣の歯が倒れてきたり、咬み合わせの歯が伸びてきたりすることがあります
歯は上下で対になっています。そして左右でも対になっています
たった1本でも失うと隣の歯、咬みあわせの歯などあらゆる歯に影響が出てきます
そのためにも少ない本数であっても作った義歯をしっかり使っていくことが大切です
平均年齢があがり一生涯1本の義歯もなく過ごせる方は少なくなってきています
多かれ少なかれ義歯を使うことになる方が大多数ですが、どの方も最初から総義歯という方は
いらっしゃいません
1本抜け、2本抜け、と小さい義歯から少しずつ本数の多い義歯を使うようになっているはずです
いきなり大きな義歯を入れるとなると馴染むまでも時間がかかります
小さい義歯を入れるようになった時から少しずつ義歯の使い方、お手入れの仕方、そして義歯を入れる部分のお口のお手入れも慣れておくと後々まで義歯を使いこなしやすくなります
義歯は自身の歯ではないので最初はどうしても不便さが気になると思います
義歯は義手や義足と同じで自分の歯ではありません
入れてすぐに食べられる、話せると思わず最初はリハビリだと思って気長に使ってきましょう
不便さについてはリハビリが必要ですが、義歯を入れて痛い場合は調整が必要なことが多いので、我慢せずに遠慮なくご相談くださいね |

|
大阪府守口市 女性スタッフ 医療法人 恵富会 めぐみ歯科
|
|