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美味しいと感じる要素のお話 |
年々夏が長く、そして暑くなっている気がしますが、やっと秋の気配がしてきましたね
私は秋の訪れを毎年食べ物で感じる事が多いですが皆さんはいかがですか?
芋、栗、南瓜、さんまに松茸…秋は美味しい食べ物が多いですね
食べ物を美味しいと感じる要素は何だと思いますか?
今回はなぜ食べ物を美味しいと感じるのか?についてお話したいと思います
食欲増進のための重要な感覚に味覚(味わい)、視覚(盛り付け)、触覚(舌触り)、聴覚(咬む音)嗅覚(匂い)があります
例えば何でも構いません、好きな食べ物ここでは炊き込みご飯をご馳走になったとします
炊き立てのご飯に芋、栗、山菜にキノコも入っていて所々、おこげもあります
旬の美味しい食材の味わいと匂い、色とりどりの具の盛り付け、もちもちご飯にホクホクの舌触り、おこげを食べる時のポリポリした音
どうですか?味はもちろんですが他にも惹かれる要素がたくさんありますよね?
ちなみにもうひとつ、「ご馳走になっている」ので誰かが私のために作ってくれるのもポイントです
食は口だけでなく舌、鼻、目、顎まで使って味わうことで美味しいと感じ、誰かが作ってくれる、誰かのために作る、誰かと一緒に楽しむことでより一層美味しいと感じるんですね
ところがこの食事の時間を楽しめない方もいらっしゃいます
テレビを見ながら食事する習慣のせいで視覚や聴覚の情報が遮断されてしまう方
仕事や塾、育児や介護で忙しく流し込むように食べるため味わいも舌触りを感じる間もなく丸呑みしてしまう方
時間はあるし食事を楽しみたいのに歯が痛い、入れ歯が痛いなどで思うように咬めない、なかなか飲み込めない方…
食べるための健康維持をお手伝いする歯科としてはとても残念なことです
使わない筋肉が衰えるように、歯や口も使わなければ衰えてきます
咬まない⇒咬めなくなる⇒偏食・唾液量低下⇒歯が汚れやすくなる⇒虫歯や歯周病になりやすくなる⇒歯を失う⇒咬まない、といった負のスパイラルに陥りやすくなります
逆に食事を味わって美味しく食べることができると
よく咬む⇒咬む力を維持できる⇒十分な栄養素・唾液量⇒歯が汚れにくくなる⇒虫歯や歯周病になりにくくなる⇒歯を維持する⇒よく咬む、といった正のサイクルがうまれます
80歳まで1日3回食事をしたと仮定した時の食事の回数は87600回です
食の感覚をフル活用できるようお口と体の健康管理に気をつけて楽しく美味しく食事しましょう
めぐみ歯科では定期検診や保護者教室で食べ方のアドバイスも行っていますので、気になることがある方はお気軽にご相談くださいね |
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大阪府守口市 女性スタッフ 医療法人 恵富会 めぐみ歯科
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